あがたまちいせき
県町遺跡
- 副書名
- (仮称)サーパス県町新築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
- シリーズ名
- 長野市の埋蔵文化財
- シリーズ番号
- 147
- 編著者名
- 遠藤恵実子/パリノ・サーヴェイ株式会社
- 編集機関
- 長野市埋蔵文化財センター
- 発行機関
- 長野市教育委員会
- 発行年月日
- 2017年03月31日
- 要約
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弥生時代中期、奈良~平安時代の集落。2次面にわけて調査を行った。調査区は全体的に前建物等の撹乱などの影響を受けていたが、奈良・平安時代で18軒、弥生時代は2軒を確認した。
平安時代の住居覆土中からは円面硯(破片)・双耳坏が出土し、弥生時代中期の住居跡では、床面に炭化材や土器があるほか、隅に土器が10個体まとめて置かれていた。
奈良・平安時代は住居が多く重複するなど密につくられた集落であり、このほか周辺には官衙などが存在していたことが考えられる場所である。
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