
あさかわせんじょうちいせきぐん なかごえいせき(2)・とくまばんばいせき(2)
浅川扇状地遺跡群 中越遺跡(2)・徳間番場遺跡(2)
- 副書名
- 中越一丁目ブレインマンション新築工事および東邦ピュアタウン徳間3号地駐車場等造成工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
- シリーズ名
- 長野市の埋蔵文化財
- シリーズ番号
- 148
- 編著者名
- 清水竜太/髙津希望/篠井ちひろ/飯島哲也
- 編集機関
- 長野市埋蔵文化財センター
- 発行機関
- 長野市教育委員会
- 発行年月日
- 2017年03月25日
- 要約
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中越遺跡
中越遺跡は、浅川扇状地の扇端部に位置する弥生時代中期から中近世にかけての集落遺跡で、かつては「北長野貨物駅遺跡」「国鉄貨物基地遺跡」と呼称されていた。今回の調査では、弥生時代中期・弥生時代後期・奈良時代の遺構を確認した。弥生時代の住居跡はいずれも焼失住居で、弥生時代中期の住居跡からは半玦状勾玉が出土した。
徳間番場遺跡
徳間番場遺跡は浅川扇状地の扇央に位置する集落遺跡である。平成27年度に行われた発掘調査では、調査地北端の道路部分で弥生時代の住居跡を2軒検出しており、集落はこれより北側に展開するものと予想された。本調査地は平成27年度調査地北端道路部分の北側に隣接する。住居跡は発見されなかったものの、溝跡や土坑が確認されており、集落の外縁部であることがうかがわれる。
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