こじま・やなぎはらいせきぐん なかせぎいせき
小島・柳原遺跡群 中堰遺跡
- 副書名
- 長電小島分譲地造成工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
- シリーズ名
- 長野市の埋蔵文化財
- シリーズ番号
- 155
- 編著者名
- 遠藤恵実子
- 編集機関
- 長野市教育委員会 文化財課 埋蔵文化財センター
- 発行機関
- 長野市教育委員会
- 発行年月日
- 2020年03月31日
- 要約
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自然堤防上に位置する集落遺跡で、縄文時代と、弥生時代中期から平安時代にかけての遺構と遺物を確認した。
遺構としては弥生時代後期の住居2軒と古墳時代前期の方形周溝墓を1基、平安時代の溝3条、土坑などを確認した。周溝墓は溝部分と墳丘部隅を2箇所検出し、規模は一辺約24mと大型のもので、周辺遺跡においても同時期の周溝墓が広い範囲で造られている。
平安時代の遺物は他の時期よりも少ないことから、今回の調査地は集落域の縁辺部となる可能性が考えられる。
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