あずめさわのかせきぐん
アズメ沢の化石群
- 指定区分
- 市指定記念物
- 地区
- 鬼無里
- 所在
- 長野市鬼無里
- 年代
- 時代区分不明
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
-
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- 解説
- アズメ沢はサル越えの淵で裾花川に合流します。この付近は日影向斜の東翼にあたり、厚い砂岩層や礫岩層が露出しています。アズメ沢の流路は日影向斜の軸とは平行していないために、アズメ沢をさかのぼると、川ははじめは日影砂岩礫岩層の中を流れるが、上流へいくにつれて次第に下位の地層が露出しはじめます。日影砂岩礫岩層の下位には、火山噴出物を含んだ泥岩層がみられます。さらに下位には、西岳~戸隠山を中心に分布する安山岩質凝灰角礫岩が分布します。この凝灰角礫岩は硬いために浸食からまぬがれて、多くの滝がかかっているのが特徴です。日影砂岩角礫層と凝灰角礫岩層にはさまれた泥質の部分がアズメ沢泥岩層で、この中には10数枚の化石層が見られます。化石の種類・量ともに豊富で、戸隠の下楡木化石帯に匹敵するものです。種類としてはホタテガイ類・イガガイ類などが多く含まれています。
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日影向斜の向斜軸 |
甌穴(ポットホール) |
奥裾花のケスタ地形 |
クルワドウ沢の団塊 |
千畳敷岩 |
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