遺構詳細

Bく5ごうじゅうきょあとかまど

B区5号住居跡カマド

遺跡・地点
南宮遺跡 
時代・時期
平安時代 
地区
篠ノ井 
所在
篠ノ井東福寺・川中島御厨 
調査年度
1993~1996 
報告書
南宮遺跡Ⅱ(第1分冊)
南宮遺跡Ⅱ(第2分冊)
南宮遺跡Ⅱ(第3分冊)
別冊 南宮遺跡Ⅱ
地図

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解説
 竪穴住居内に作りつけられた石組みのカマドです。左右の袖石と、天井石の一部が残っています。このカマドは石材を芯にして、その周りを粘土で覆うようにして作られていたと考えられます。竪穴住居の外に小さな穴がありますが、これはカマドの煙を屋外に出すための煙突(煙道という)の跡です。この住居跡からは土師器の杯や黒色土器の椀が出土しており、10世紀の後半に機能していた住居であると考えられます。長野県を含む東日本では、カマド付きの竪穴住居は平安時代まで一般的な住まいとして利用されていました。 

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