かみいけのたいら5ごうふん
上池ノ平5号墳
- 遺跡群
- 地附山古墳群(7基)
- 遺跡番号
- A-111-5
- 種別
- 古墳
- 時代
- 古墳
- 地区
- 長野
- 所在
- 上松
- 調査年度
- 1986
- 報告書
- 地附山古墳群
- 地図
-
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- 解説
- 上池ノ平4号墳と共に、1986(昭和61)年に行った上池ノ平3号墳の発掘調査中に確認された古墳です。上池ノ平1~3・6号墳の4基は、比較的平坦部に位置する直径10m以上の独立した盛土円墳であるのに対し、上池ノ平4・5号墳は、傾斜地に、互いに近接して造られた直径約9mの積石塚状の円墳であり、立地や規模ともに明確な格差があります。
墳丘内部からは石垣状の石列が検出され、傾斜地に埋葬施設を構築するための基段となる役割を担っている施設と考えられます。埋葬施設は竪穴系横口式石室の可能性を有する合掌形石室で、石室内からは鉄剣1、鉄鏃8、刀子2、馬具の轡1が出土しました。特に轡は、朝鮮半島南部で製作された渡来品の可能性があり、引手部分に補修が認められる実用品です。
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