わかつきやまじょうあと
若槻山城跡
- 遺跡番号
- A-203
- 種別
- 城館跡
- 時代
- 中世
- 地区
- 若槻
- 所在
- 若槻東条 城
- 地図
-
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- 解説
- 若槻山城跡は三登山から南西にのびた山嶺から派生した標高676mの尾根頂部一帯に位置します。
尾根頂部には周囲を土塁で囲んだ東西23m、南北45mの主郭があり、南側と東側の2箇所に虎口が残っています。主郭から南東にのびる尾根には階段状に広がる曲輪が設置され、とくに主郭直下の曲輪は土塁で囲まれ、虎口が残るなど主郭周囲の優位性が窺えます。また、南斜面では土塁をともなう複数の竪堀や竪堀間に配置された曲輪などが確認されており、竪堀や曲輪が広域に展開する複雑な構造をもつ山城です。
また主郭の背後には東西にのびる大規模な堀切が配置され、さらにそこから約300m北方にある標高約800mの尾根頂部には、堀切をともなう土塁囲みの曲輪が連続しており、「番所」と呼ばれています。
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