せりたひがしおきいせき
芹田東沖遺跡
- 遺跡群
- 裾花川扇状地遺跡群
- 遺跡番号
- B-017
- 種別
- 集落跡
- 時代
- 奈良・平安
- 地区
- 芹田
- 所在
- 若里(北市)東沖
- 調査年度
- 1992
1993~1995
2008
- 報告書
- 芹田東沖遺跡
- 地図
-
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- 解説
- 長野市文化コンベンション施設等建設事業に伴い、平成5年度(1993年度)に5,200㎡、平成6年度(1994年度)には3,400㎡、平成7年度(1995年度)に1,200㎡が発掘調査されました。地表下約2mまでに2層の遺物包含層があり、下層からは縄文~弥生時代の土器片が出土しています。上層は奈良~平安時代の遺構面であり竪穴住居跡44軒・掘立柱建物跡13棟以上のほか溝跡1条や土坑・小穴が多数確認されています。
特筆すべき出土遺物として「市寸」と墨書された須恵器杯があげられます。現在も地名として残る若里の北市・南市はもと市村であり、寸の文字に村を当てることが可能であれば水内郡芹田郷との関連や後代の市村庄成立の背景として注視されるでしょう。