にしかたいせき
西方遺跡
- 遺跡群
- 裾花川扇状地遺跡群
- 遺跡番号
- B-018
- 種別
- 集落跡
- 時代
- 古墳・奈良・平安
- 地区
- 古牧
- 所在
- 高田(川端)西方
- 調査年度
- 1994~1996
1996~1999
2018
- 参考資料
- 鉄の武器と長野の古墳
- 地図
-
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- 解説
- 国補街路事業(主要地方道栗田屋島線高田)に伴う、平成6年度(1994年度)からの発掘調査では、古墳時代前期の竪穴住居跡3軒、古墳時代後期~奈良時代の竪穴住居跡3軒・溝跡7条、平安時代の竪穴住居跡3軒・土坑3基・溝跡2条などが検出されています。古墳時代前期の竪穴住居跡は大型で床面から多量の土器が出土し、古墳時代後期の竪穴住居跡からは滑石(かっせき)製の勾玉(まがたま)1点が出土しています。南向塚古墳とは連続する微高地上にあり、時期的にも関連性が窺えます。
長野市上高田第一土地区画整理事業に伴う平成8・10・11年度(1996・1998・1999年度)の発掘調査では、古墳時代後期の竪穴住居跡1軒、奈良時代の住居跡1軒、平安時代後期の竪穴住居跡7軒のほか、溝跡・土坑・小穴などが確認されました。近世以降と思われるカクランが著しく、またきわめて狭長な調査区が多いため、全容が判明した遺構はほとんどありません。試掘調査では緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)製管玉(くだたま)1点が出土しています。