遺跡・地点詳細

つるはぎこふん

鶴萩古墳

遺構・遺物を検索する(別ウィンドウで開く)

遺跡番号
E-137 
種別
古墳 
時代
古墳 
地区
篠ノ井 
所在
篠ノ井塩崎 鶴萩 
地図

サイトが別ウィンドウで開きます。
「同意する」ボタンを押すと地図が表示されます。

 

解説
 長野市篠ノ井塩崎の千曲川沖積地に面する薬師山東麓には、多くの後期古墳が分布しており、鶴萩古墳は篠ノ井塩崎1339番地の山麓に立地しています。
 古くから横穴式石室が開口しており、正式な発掘調査は実施されていませんが、直径15.5m、高さ2.9mの円墳で、南東に全長9.5mの両袖形横穴式石室が開口しています。羨道(せんどう)の一部が破壊されているものの、玄室(げんしつ)の規模は長さ6.7m、幅2.8m、高さ2.8mを測り、大型の石材で構築されています。とくに奥壁には一枚の巨大な鏡石を据えています。
 出土遺物は知られていませんが、昭和44年(1969)9月10日に長野市史跡に指定されました。
 時期を比定しうる根拠が少ないため、築造時期を推定することは難しいですが、おおむね7世紀代の築造と考えられます。長野盆地の横穴式石室については、近畿地方だけでなく下伊那地方や群馬県からの影響や、長野盆地の独自性など多角的な視野に基づいた研究が必要であり、この古墳はその重要な位置を占めています。
 

この文化財を見た人は、ほかにもこの文化財を見ています。

池の上古墳(池ノ上古墳)

福土遺跡

田野口大塚古墳(前方後方墳)

鶴萩古墳

豊野一里塚