きよたきじょうあと(きみょうさんのろしだいあと)
清滝城跡(奇妙山ノロシ台跡)
- 遺跡番号
- F-203
- 種別
- 城館跡
- 時代
- 中世
- 地区
- 松代
- 所在
- 松代町東条清滝
- 地図
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- 解説
- 清滝城跡(奇妙山ノロシ台跡)は、長野市松代町東条地籍にある標高1099mの奇妙山山頂に立地しています。市域で最高所に立地する城郭で、山頂からは眼下に尼巌城を見下ろし、善光寺平を一望することができます。
山頂に方形の主郭があって北方を中心に「コ」の字状の土塁が残り、主郭周囲には曲輪が取り巻いています。山頂からは北東・北西・南の三方に尾根が派生していますが、三方とも堀切が掘削され、尾根を遮断し山頂が独立するように構成されています。また、北東尾根の北斜面には竪土塁を伴う竪堀があります。南方の尾根先端では霊地をおもわせるような巨石が露出しています。
この城郭は戦国時代(16世紀)前半から中ごろの様相を示しており、その構造から狼煙内、物見台的な用途に使われたことが推測されます。