指定文化財詳細

もずはらのしなのき

百舌原のシナノキ

指定区分
市指定記念物 
地区
芋井 
所在
長野市大字広瀬字百舌原 
年代
?(樹齢推定約300年) 
指定等年月日
平成6年1月20日
地図

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解説
 この木は、カスミザクラと共に百舌原区の十二社境内にあり、御神木として地域住民から大切に守られてきた大木である。
 十二社は、丘を平らにして南北に長く造られており、境内の東境に沿って南にカスミザクラ、北にこのシナノキが並列している。
 このシナノキの大木は、幹囲2.13m、地上約2.5mで大枝に分かれ樹高約21.5m、枝張り東西25m 南北18mである。

 シナノキは「科の木」で信濃の古名「科野」もこれに由来するともいわれている。県内各地の山林地にも分布するが、県内の巨木は碓氷峠の熊野皇大神社境内や東部町(現東御市)の湯の丸高原への街道端などに見られる。
 長野市ではシナノキを市木として選定したが、市内には巨木は見られず、この木が現在のところ最大のものと思われる。この意味では貴重な存在である。

(長野県指定天然記念物候補物件調査票より:調査者 竹内氏)