おくすそばなのぶなげんせいりん
奥裾花のブナの原生林
- 指定区分
- 市指定記念物
- 地区
- 鬼無里
- 所在
- 長野市鬼無里日影
- 年代
- 時代区分なし
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
-
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- 解説
- 温暖な気候に恵まれた日本列島は、森林におおわれる島国です。より暖かな西南日本が一年中緑の常緑樹林(照葉樹林)帯に対して、中部地方から東北、北海道の多くは夏緑樹林(落葉樹林)帯にあたります。その代表樹林がこのブナ林です。日本のブナ林の多くは、野火にあったり伐採されて少なくなってしまいましたが、奥裾花のブナ林は気候が安定してきた大昔から人手が入ることなく、原生林として生き続けてきました。太い木と細い木が混ざり合っているように、老樹が倒れると後継ぎの若木が伸びてブナ林はこれからも長く続いていきます。ブナの木は豊かな大地を作る母であり「母なる木」と呼ばれています。きれいな水を蓄えたり、多くの森の幸を実らせて動物たちの安住の場所でもあります。
ブナ林の主な植物(構成種)
・高木層・・・ブナ、ミズナラ、トチノキ
・亜高木層・・ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、コシアブラ
・低木層・・・オオカメノキ、オオバクロモジ、チシマザサ、ハイイヌガヤ、
ヒメアオキ、タムシバ、ノリウツギ、エゾユズリハ、ヒメモチ
・草木層・・・ツクバネソウ、トチバニンジン、ユキザサ、ヤマソテツ
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