きゅうさなだかげゆけじゅうたくしゅおく、ちんじゅしゃ
旧真田勘解由家住宅主屋、鎮守社
- 指定区分
- 国登録有形文化財
- 地区
- 松代
- 所在
- 長野市松代町松代
- 年代
- 江戸時代後期
- 指定等年月日
- 平成18年11月9日
- 地図
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- 解説
- 近世の松代町は、真田家の城下町として栄えた。旧真田勘解由家のある清須(きよす)町は、元和8年(1622)の真田家移封後に形成された武家町で、城郭に接する重要な位置であるとともに、武家町の西の要となる場所で、幕末には旧文武学校(国史跡)が建てられた。
真田勘解由家は、藩主真田家の分流で代々「勘解由」を名乗り、重席を務め、第4代藩主の真田信弘(のぶひろ)を出している。
主屋は江戸末期に松代城花の丸御殿の一部を移築したと伝えられるもので、木造平屋建(一部中2階)、寄棟(よせむね)造、桟瓦(さんがわら)葺で北面中央に入母屋(いりもや)造の式台(しきだい)が付く。藩重役の住居としての趣を有している。
鎮守社は主屋の北東に建つ。建築年代は定かでないが、主屋と同時代のものと推定される。切妻造、桟瓦葺の平入とし、外部は白漆喰(しっくい)仕上げで、腰を海鼠(なまこ)壁としている。内部は畳敷で奥に祭壇を設け、家祖の真田昌幸を祀った社殿などが安置されている。
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