もくぞうしょうかんのんりゅうぞう
木造聖観音立像
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 中条
- 所在
- 長野市中条御山里
- 年代
- 室町時代後期
- 指定等年月日
- 平成22年1月1日
- 地図
-
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- 解説
- 像高:139.5cm 製作年代:室町時代後期
檜材の一木前後矧ぎ。頭部は耳後、背面肩部から裳裾先まで一材で矧ぎ、両腕は肩部、ひじ、手首で矧ぐ。台座及び両腕ひじ先・手首・持物の蓮華は後補です。天冠台彫出、水晶玉眼。本像は肉身部の奥行きが浅く正面性の強い造像ですが、髪際一文字の下に刻まれた切れ長の俯瞰する眼差し及び口元、伸びやかな体躯は静かで気品があります。また、天衣や二重裳の衣文は煩瑣を避けて単純にまとめあげています。
像全体に後世の補修は多いけれども、一材内刳りを施した均整のとれた立像として造像時の面影を残しています。室町時代後期の地方作とみてよいと考えられます。補修は墨彩、漆箔及び金箔の状況からみて、江戸時代後半と考えられます。
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