- 解説
- 桂材、寄木造り、玉眼嵌入、漆箔、彩色。97躯。
製作年代:江戸時代・享保4年(1719)
銘記:〈千手観音立像像底墨書〉
「享保四年 亥ノ六月十五日 仏師西光 東三十壱番」
法量:代表例(聖観音像)
立像:総高 45.6cm 像高 28.5cm 肩張 7.0cm
坐像:総高 32.0cm 像高 14.4cm 肩張 7.1cm
本百番観音像は、日本百番観音霊場巡り(西国三十三番・坂東三十三番・秩父三十四番)の写しを想定しての造立かと推定されますが、像種別の数が実際の霊場に祀られているものと異なり、中でも聖観音像が40躯と多いことが特徴的です。現状は3躯がなくなっています。