遺物詳細

たかつき(2ごうふんにしすそどき)

高坏(2号墳西裾土器)

遺跡群
地附山古墳群(7基) 
遺跡・地点
上池ノ平2号墳 
出土遺構
西裾土器埋納坑 
時代・時期
古墳時代 
地区
長野 
所在
上松 
調査年度
1986 
報告書
地附山古墳群
地図

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解説
 上池ノ平2号墳の西裾土器埋納坑から出土した須恵器高杯のうちの1つです(長野市の埋蔵文化財第30集『地附山古墳群』34ページ、図20、№22)。口径10.8cm、器高9.2cm、底径9.6cmを測ります。口縁部は内傾し、端部には明瞭な段が設けられます。蓋受の部分が上外方にのび、その端部はやや丸く成形されています。脚部は短く緩やかに「ハ」の字状に外反し、端部付近で屈折するもので、脚体部には3方向に長方形の透かしが刻まれています。西裾土器埋納坑からは、同様の高杯が5個体出土しています。