どうちきんばりじゅんぽう
銅地金張巡方
- 遺跡群
- 篠ノ井遺跡群
- 遺跡・地点
- (国補)主要地方道長野上田線地点
- 出土遺構
- ⅩⅡ区9号住居跡
- 時代・時期
- 平安時代
- 地区
- 篠ノ井
- 所在
- 塩崎(東篠ノ井・上篠ノ井・庄ノ宮・平久保・山崎
- 調査年度
- 1999~2005
- 報告書
- 篠ノ井遺跡群(6)
- 地図
-
サイトが別ウィンドウで開きます。
「同意する」ボタンを押すと地図が表示されます。
- 解説
- 古代の役人は腰帯というベルト状の帯を身に着けていました。腰帯には、バックルにあたる鉸具(かこ)と、帯尻につける鉈尾(だび)・半円形の丸鞆(まるとも)・正方形の巡方(じゅんぽう)といった飾具がついています。鉈尾・丸鞆・巡方は、奈良時代には金属製でしたが、平安時代になると石でつくられたものが多くなります。
この巡方は、塩崎バイパス建設に先立って平成11~17年(1999~2005)にかけて篠ノ井遺跡群を調査した際に、9号住居跡から見つかりました。縦1.8cm、横3.0cmの長方形で、中央に縦0.5cm、横1.5cmの透かし孔が開いています。縁には0.5mm程の細い刻線が巡っています。透かし孔の左右には穴が開いており、片側には釘状の留金具が残っています。