まるとも
丸鞆
- 遺跡群
- 篠ノ井遺跡群
- 遺跡・地点
- (県単)主要地方道長野上田線地点
- 出土遺構
- Ⅱ区N-b地点1次面6号住居跡
- 時代・時期
- 平安時代
- 地区
- 篠ノ井
- 所在
- 塩崎(東篠ノ井・上篠ノ井・庄ノ宮・平久保・山崎
- 調査年度
- 1995~1999
- 報告書
- 篠ノ井遺跡群(5)
- 地図
-
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- 解説
- 古代の役人は腰帯というベルト状の帯を身に着けていました。腰帯には、バックルにあたる鉸具(かこ)と、帯尻につける鉈尾(だび)・半円形の丸鞆(まるとも)・正方形の巡方(じゅんぽう)といった飾具がついています。鉈尾・丸鞆・巡方は、奈良時代には金属製でしたが、平安時代になると石でつくられたものが多くなります。こうした石の飾具をつけた腰帯は特に石帯といいます。
この丸鞆は、塩崎バイパス建設に先立って平成7~11年(1995~1999)にかけて篠ノ井遺跡群を調査した際に、6号住居跡から見つかりました。縦1.8cm、横2.9cmの半円形で、厚さ7mmの白色不透明の石材でできた石帯の一部です。裏面には2孔一対の帯留めの穴が2か所開いています。