こもりづかこふん
籠塚古墳
- 遺跡番号
- A-108
- 種別
- 古墳
- 時代
- 古墳
- 地区
- 浅川
- 所在
- 浅川福岡
- 地図
-
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- 解説
- この古墳は、三登山に連なる山麓の斜面、標高514メートル付近に築造された、高さ6m、径22m(以上?)の単独墳です。墳丘の中程に段を持つ円墳(方墳?)とみられており、周辺地形からは周溝らしき痕跡も見受けられます。
内部主体は、南に開口する両袖型の横穴式石室で、石室前庭部の存在も予想されています。石室には大きな割石が用いられ、玄室の長さ4.54m、奥壁の幅2.75m、羡道の幅1.65m、羨道の現存長1.97mを測ります。従来「しきみ石」と言われていた石材は「まぐさ石」の可能性があり、そうであれば石室内は1mくらい埋まっていることになり、長野盆地最大級の横穴式石室かもしれません。
古くから開口しており副葬品等は不明ですが、墳丘・内部主体ともに保存状態が良く、長野盆地北部の古墳時代後期の単独墳として、当地域における古墳研究の一指標となる重要な古墳です。昭和53年(1978)に長野市史跡に指定されました。