わだひがしやまこふんぐん(7き)
和田東山古墳群(7基)
- 遺跡番号
- G-106
- 種別
- 古墳
- 時代
- 古墳
- 地区
- 若穂
- 地図
-
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- 解説
- 長野市若穂保科の扇状地をのぞむ奇妙山からの派生尾根上に立地する古墳群です。昭和59年(1984)に長野市教委によって前方後円墳3基と円墳2基が確認され、平成2年(1990)からの2年間で明治大学による墳丘測量調査が実施されました。
標高414m付近に位置する1号墳は全長38m、標高447m付近に立地する3号墳は全長46m、標高472m付近に位置する4号墳は全長43mを測ります。
長野市教委により明治大学を中心とする調査団が結成され、平成4年(1992)から平成6年(1994)までの3年間、3号墳の発掘調査が実施されました。墳丘トレンチからは多量の円筒埴輪片が出土し、後円部からは主体部直上にて壺・高杯・器台などの土器片が出土しました。埋葬主体部は未盗掘の竪穴式石室で、天井石が架構されておらず、木材による天井蓋の可能性が指摘できます。内部より倣製内行花文鏡1、大刀1、鉄剣1、鉄槍3、鉄鏃19、やりがんな2、鉄斧2、砥石1、ガラス小玉40、管玉8が出土しています。
3号墳の築造時期は、出土遺物から当地域における古墳出現期に遡る可能性が指摘されており、1号墳はそれに先行、4号墳が後続するものと推定されています。
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