かつらやまおちあいじんじゃほんでんつけたりむなふだいちまい
葛山落合神社本殿附棟札1枚
- 指定区分
- 重要文化財
- 地区
- 芋井
- 所在
- 長野市大字入山
- 年代
- 寛正6年(1465)
- 指定等年月日
- 昭和11年9月18日
- 地図
-
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- 解説
- 岩戸集落の南端にあって、天を摩(ま)す杉の大木をもった社叢の中に鎮座している。もと熊野社といって、建武年間(1334~1338)にこの地の豪士落合氏が勧請(かんじょう)したと伝えられ、入山村など7箇村の総社だった。
本殿は南に面し、こけら葺きの一間社(いっけんしゃ)、隅木(すみき)入り春日造で、この地方では例の少ない形式の建物である。
母屋は桁行(けたゆき)・梁間(はりま)ともに188.8㎝で、切目縁を回し、円柱に三ッ斗組斗栱(ときょう)をおき、桁と梁を支える。背面の妻は扠首(さす)組で棟木を受ける。正面は両開きの板扉とし、ほかは板壁である。
向拝は面取の角柱上に木鼻付き頭(かしら)貫(ぬき)を入れ、組物は連(つれ)三ッ斗とする。軒は一軒(ひとのき)の繁垂木(しげだるき)で、背面は切妻造りにし、懸魚(げぎょ)・桁隠しを付ける。
正面の妻が木連格子で、しかも組子が斜めになっているのは珍しい。
先年、屋根裏から隅木楔木に墨書銘のあるものが発見された。銘により、寛正6年(1465)に建立され、天文16年(1547)に善光寺町桜小路(桜枝町)せんさへもん親子などが棟梁となって修理が行われたことが明らかになった。
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