しょうぶのえどひがん(じゅんれいざくら)
塩生のエドヒガン(巡礼桜)
- 指定区分
- 市指定記念物
- 地区
- 小田切
- 所在
- 長野市大字塩生甲
- 年代
- 推定樹齢約700年
- 指定等年月日
- 昭和42年11月1日
- 地図
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- 解説
- この指定木は塩生(しょうぶ)集落の南方にある。ここは古くは小市の渡しから、小野平・下峠を経て戸隠方面に通ずる古道にあたっており、巡礼桜の名もそこから生まれたものだろう。
アズマヒガンともいい、バラ科に属し、本州・四国・九州に分布する。
指定木は樹高約18.2m、目通り周囲7.3mで、推定樹齢約700年の古木である。四本の株立ちとなっており、そばに高さ3mあまりの枯株が残っている。おそらく、そのむかしは8~9mの目通り周囲をもつ大木だったものが、腐朽して枯死に近づいたときに根ぎわから新しい芽が出て発育し、今日に見られるものになったのだろう。それまで加えると、推定樹齢は実に約1500年になる。
「巡礼桜」として旧県指定を受けたことのある名木だが、すでに老境にあるうえ、車の往来によって根回りの土が踏み固められるため、さらに衰えていることは残念である。
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