げしゃく
牙笏
- 指定区分
- 重要文化財
- 地区
- 戸隠
- 所在
- 長野市戸隠神社中社
- 年代
- 奈良-平安初期
- 指定等年月日
- 昭和41年3月26日
- 地図
-
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- 解説
- 上を弧状に作った象牙笏で、大きさからいってアフリカ象の牙を素材とするものと鑑定されている。この種の類品は極めて少なく、正倉院に3枚、法隆寺に伝来したものが1枚、河内道明寺天満宮に伝わる菅原道真の遺品6種の中に1枚あるのが知られているだけである。形状が単純な上に、紀年銘などによって制作された年時の明確なものが全くないので、この笏そのものの制作年代を推定することはむずかしい。ただ、正倉院の3枚のうち「通天笏」といわれているものは、「正倉院御物目録」の説明によると本社のものと法量が全く等しいことから奈良時代のものと考えられている。
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