指定文化財詳細

だし(みしまじんじゃ)

山車(三嶋神社)

指定区分
市指定有形文化財 
地区
鬼無里 
所在
長野市鬼無里(鬼無里ふるさと資料館) 
年代
明治時代、1873年(明治6) 
指定等年月日
平成17年1月1日
地図

サイトが別ウィンドウで開きます。
「同意する」ボタンを押すと地図が表示されます。

 

解説
 この山車は、明治6年(1873)に作られた。平面は正面の柱間が5尺5寸、奥行きも5尺5寸・5尺5寸で、一番単純な柱間構成をとっている。
 各部の彫刻は、舞台部分は、欄間は竜、正面の唐破風内部は唐松・虎親子、破風に竜、内部天井に竜の彫刻を入れている。天井の竜は、まわりの枠が波・千鳥の彫刻で、この中央に丸く竜の彫刻を付けている。囃子方部分は、窓下に波・亀の彫刻をまわりに付けている。窓枠は四面とも竜、欄間も四面とも竜の彫刻です。背面の唐破風内部には、唐松・親子唐獅子、破風には鳳凰の彫刻が付いている。
 竜の彫刻は、鬼無里神社のものより立体的だが、唐破風内部の虎親子・唐獅子親子などはやや偏平な感じがする。背面の唐獅子のもつ手鞠は、鬼無里神社の山車と同じで、内部の玉が動く篭彫となっている。
 現在は鬼無里ふるさと資料館に展示されている。