きゅうまえじまけじゅうたくおもや つけたりおもてもん、どぞう、さんじゃ(むなふだつき)、ていえんをふくむたくち
旧前島家住宅主屋 附表門、土蔵、三社(棟札付)、庭園を含む宅地
- 指定区分
- 県宝
- 地区
- 松代
- 所在
- 長野市松代町松代
- 年代
- 主屋:宝暦9年(1759)、土蔵、三社:江戸末期
- 指定等年月日
- 平成18年4月20日
- 地図
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- 解説
- 前島家は、同家所蔵の系図によると、初代民部左衛門一宗以来、上田・松代で代々真田家に仕え、禄高は江戸時代中期に300石、幕末には200石でした。この屋敷地は、真田家が松代入封の時に拝領したと伝えられ、正徳元年(1711)以後の城下町絵図でも確認することができます。現在の敷地は、幕末の屋敷地(763坪)の約半分ですが、敷地内に主屋・土蔵・三社・庭園が残されています。
主屋は、梁間4間半(8.18m)、桁行10間(18.18m)、銅板葺(元茅葺)寄棟造で、南側と北側に半間の縁側の下屋庇がついて、南西に玄関が突き出しています。系図に宝暦9年(1759)の建築と記されています。現存する松代地区の武家屋敷の中では、最も古い年代に属します。
三社は、約1.6m四方、切妻造、銅板葺、平入で、内部に神棚を設けています。
土蔵は、2間半(4.55m)四方、二階建、屋根は桟瓦葺、切妻造、平入の置屋根です。池を含めた屋敷地全体が、江戸時代の武家屋敷の景観を良好に保持していて貴重です。
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