てらまちしょうか(きゅうかねはこけじゅうたく)しゅおく・きたのくら・はなれ・しちぐら・みなみのくら・がくもんじょ・おもてもん
寺町商家(旧金箱家住宅)主屋・北之蔵・離れ・質蔵・南之蔵・学問所・表門
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 松代
- 所在
- 長野市松代町松代
- 年代
- 明治時代~大正時代
- 指定等年月日
- 平成24年4月11日
- 地図
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- 解説
- 金箱家は、松代寺町において江戸時代末期から昭和初期まで質屋などを営んでいました。その屋敷地は、松代城下町の旧寺地で、敷地全体が明治期から大正期までの変遷をたどることができる建造物群と、泉水路と池をもつ庭園によって構成されています。
主屋の一部は、明治26年に改築、質蔵は明治28年、表門(薬医門)は明治29年に完成し、現存する建造物と庭園の景観は、明治時代中期にはほぼできあがったものと推察されます。
松代において武家屋敷や寺院の保存整備は行われてきましたが、商家住宅の例はなく、主屋と土蔵群を中心とした屋敷構えや泉水路、池を有する庭園等敷地全体は、大規模な改修がされずに現在に至っています。
建造物と塀の織りなす正面の外観、贅を尽くした表門、細工の精緻な屋根瓦、質蔵の重厚な小屋裏構造、建造物群が庭園を取り巻く屋敷構成など松代における商家の豊かな暮らしぶりを伝えるものとして貴重な建造物です。
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