しんしゅうだいがくきょういくがくぶしょこ(きゅうながのけんちょうしょせきこ)
信州大学教育学部書庫(旧長野県庁書籍庫)
- 指定区分
- 国登録有形文化財
- 地区
- 長野
- 所在
- 長野市大字長野字下長野
- 年代
- 明治28年
- 指定等年月日
- 平成20年7月23日
- 地図
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- 解説
- 信州大学教育学部北校舎北側に建つ煉瓦造2階建の建物。明治28年に長野県庁舎の書籍庫として建設された。寄棟造桟瓦葺で桁行11m梁間5.2m。
南面に出入口があり、入口上部の庇がなくなっている点を除き、構造・意匠ともに建設当時の姿を留めている。窓は南北面に一定間隔に計10箇所ある。小屋組は松材による木造洋小屋組になっている。煉瓦はイギリス積みで、目地材はセメントが国産できなかったためその代用として石灰モルタルが使用されている。県が直轄起工し工費625円70銭。
明治3年(1870)、中野騒動で中野県庁舎が焼失したため、明治4年(1871)県庁を長野へ移し、中野県を長野県と改称した。当初、西町西方寺が仮県庁にあてられていたが、明治7年(1874)に現教育学部の地に長野県庁舎が建設された。旧書籍庫は当時の県庁舎において現存する唯一の建物として貴重である。
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