ひきもの(さら)
挽物(皿)
- 遺跡群
- 綿内遺跡群
- 遺跡・地点
- 南条遺跡
- 出土遺構
- ASK12
- 時代・時期
- 平安時代
- 地区
- 若穂
- 所在
- 若穂綿内(牛池)南条
- 調査年度
- 1996~1998
- 報告書
- 南条遺跡
- 地図
-
サイトが別ウィンドウで開きます。
「同意する」ボタンを押すと地図が表示されます。
- 解説
- 井戸跡のASK12から出土した挽物皿のうち、4点に刻書または焼印が認められました。
1は口径21.2cm・器高1.7cmで、底部外面に「木 全(?) 木」と刻書されています。2は口径16.8cm・器高1.9cmで、底部外面の中央に「大井」と刻書されています。3は口径16.8cm・器高1.9cmで、底部外面の中央に「木」様の焼印が認められます。4も同様の焼印が認められますが、右にはらわれた二画目と四画目の間の点の位置がそれぞれで異なり、棒状工具の先端で別に焼き入れられたとみられます。
これらの刻書や焼印は、井戸祭祀に伴う呪術的な意味合いが込められていると考えられます。