9ごうじゅうきょあと
9号住居跡
- 遺跡・地点
- 四ツ屋遺跡
- 時代・時期
- 弥生時代
- 地区
- 松代
- 所在
- 松代町清野西沖・中沖・東沖
- 調査年度
- 1976
- 地図
-
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- 解説
- 第1次調査(清野小学校校舎地点)で見つかった弥生時代後期の竪穴住居跡です。平面プランはほぼ南北に主軸をもつ隅丸長方形で、長さは5.2m、幅は4.4mを測ります。中央やや北寄りで柱穴2ヶ所とこれにはさまれた地床炉を検出しています。
出土した遺物は新旧二つの時期に分かれます。一つは竪穴住居が使われていた時期のもので、いわゆる箱清水式と呼ばれる弥生土器の壺・甕・高杯などがあります。床面から出土した指輪状銅製品や銅釧片、卜骨(占いに用いられたシカの肩甲骨)もこれに伴うものとみられます。もう一つは、やや時期の下った古墳時代初頭のもので、完形に近い土師器の壺や甕が南東寄りの覆土上層から複数固体まとまって出土しました。埋まりきっていない住居のくぼみに投棄されたものとみられます。