ⅦくS-2ちてん 13ごうじゅうきょあと
Ⅶ区S-2地点 13号住居跡
- 遺跡群
- 篠ノ井遺跡群
- 遺跡・地点
- (県単)主要地方道長野上田線地点
- 時代・時期
- 弥生時代後期
- 地区
- 篠ノ井
- 所在
- 塩崎(東篠ノ井・上篠ノ井・庄ノ宮・平久保・山崎
- 調査年度
- 1995~1999
- 報告書
- 篠ノ井遺跡群(5)
- 地図
-
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- 解説
- 弥生時代後期の竪穴建物跡です。南半分が調査区外となるため全体像は把握できませんが、幅4m、確認された長さは4mを測り、南北に長い隅丸長方形になるとみられます。床面は脆弱で、柱穴や炉跡も確認されませんでした。
床面直上からは焼土や炭を伴って多量の土器群とガラス玉1点が出土しています。出土した土器には壺・無頸壺・蓋・甕・台付甕・高杯・鉢・台付鉢などがあります。これらの土器群は、弥生時代後期の箱清水式土器ですが、高杯や口縁部がS字状の形態になる鉢などは北陸地方の影響を受けた「北陸系土器」と呼ばれている外来系統の土器で、これらがごく少量加わっています。
土器群とともに検出された焼土や炭は竪穴建物が焼け落ちたとしては量が少なく、焼け残った柱や梁などの炭化材がみられないことや出土した土器群が焼けていないことから、火事で燃えた「焼失家屋」ではありません。篠ノ井遺跡群では弥生時代終末期頃によくみられる、引っ越し(竪穴建物の廃棄)の際に行われる壁材などの不要となった材を焼却した痕跡と考えられます。
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