みわしょうがっこういせき
三輪小学校遺跡
- 遺跡群
- 浅川扇状地遺跡群
- 遺跡番号
- A-054
- 種別
- 集落跡
- 時代
- 古墳・奈良・平安
- 地区
- 三輪
- 所在
- 三輪8丁目(相之木東)相木東
- 調査年度
- 2012
- 地図
-
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- 解説
- 美和神社を中心とする相ノ木地籍から本郷地籍にかけての一帯は、広い範囲で遺跡が見つかっており三輪遺跡と呼ばれています。これまでに10回以上の発掘調査が実施されていますが、このうち三輪小学校の敷地内で調査した地点のみ、三輪小学校遺跡と言う名称が付けられています。
三輪小学校遺跡は、大正12年に建設された古い木造校舎を改築する工事に先立ち、昭和50年・51年・53年度の3次にわたって合計約2,200㎡が発掘調査されました。1次調査では古墳時代後期の住居跡2軒と、時期不明な溝跡1条を確認しています。古墳時代後期の住居跡2軒のうち1軒は、一辺10m前後を測る大型の方形住居で、床面からは建築部材と思われるおびただしい量の炭化材が見つかりました。2次調査では古墳時代中期と平安時代の住居跡7軒と溝跡2条、3次調査では弥生時代後期と古墳時代後期の住居跡7軒と土坑2基が確認されています。また、平成24年にも南校舎と西校舎をつなぐ渡り廊下部分の約40㎡が発掘調査されました。
三輪小学校遺跡を含む三輪遺跡は、弥生時代から中世にかけての遺構や遺物が見つかった複合集落遺跡です。相ノ木地籍から本郷地籍にかけての一帯は、当時から現代に至るまで長い間人々が暮らし続けてきた居住域であることがわかります。
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