遺跡・地点詳細

むればいぱすBちてんいせき

牟礼バイパスB地点遺跡

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遺跡番号
A-077 
種別
集落跡 
時代
古墳・平安 
地区
若槻 
所在
若槻東条 川原 
調査年度
1984
1993 
報告書
牟礼バイパスB・C・D地点遺跡
牟礼バイパスB地点遺跡(2)
地図

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解説
 昭和56年(1981)から昭和59年(1984)に、主要地方道長野荒瀬原線(牟礼バイパス)の建設に伴って発掘調査が行われました。この事業に関わった遺跡はAからEの5地点あり、このうちB地点遺跡は、若槻小学校の西隣に位置しています。
 牟礼バイパスB地点遺跡は、昭和59年(1984)に発掘調査を行っています。この調査で見つかった遺構は、古墳時代中期から後期の竪穴住居跡11軒・溝跡1条、平安時代の竪穴住居跡12軒・溝跡1条・土坑等です。
 特に古墳時代中期の竪穴住居跡では、勾玉・管玉といった玉類、石製模造品、ミニチュア土器などが出土しており、住居内で小規模な祭祀が行われていた可能性が考えられます。
 また、平成5年(1993)には若槻警察官派出所庁舎新築工事に先立って、昭和59年の調査地の西隣で発掘調査が行われています。この調査で見つかったものは黒色土器1点と、数基の土坑や溝跡等に限られました。全体的に遺物や遺構の少ない状況が確認でき、ここが集落の西端であったと考えられます。また、集落の中心は昭和59年の調査地およびその東側に広がっているものと予想されます。