かみいけのたいら3ごうふん
上池ノ平3号墳
- 遺跡群
- 地附山古墳群（7基）
- 遺跡番号
- A-111-3
- 種別
- 古墳
- 時代
- 古墳
- 地区
- 長野
- 所在
- 上松
- 調査年度
- 1986
- 報告書
- 地附山古墳群
- 地図
-
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- 解説
- 1986（昭和61）年に行った上池ノ平1・2号墳の発掘調査中に、同時進行していた地附山地すべり災害対策工事によって偶然発見された古墳です。2号古墳の西南約40ｍ付近で、地すべりによる崩落線際に位置していたことから調査中に墳丘の南側半分が崩落する事態となり、不十分なまま墳丘の調査を断念せざるを得ませんでした。
墳裾を明示する石列の存在から、直径約10ｍの円墳であることが想定されています。大きく破壊を受けていた埋葬施設は石室の一部が残存しており、横口構造の合掌形石室である可能性が指摘されています。また墳裾西南部からは小型の石室様遺構が検出されました。
墳丘の表層、特に墳丘の西側斜面からは、須恵器40個体前後、土師器や埴輪が6個体前後の破片が雑然と散乱した状態で出土しています。出土状況からすると埋納された2号墳とは大きく異なっており、葬送儀礼を考える上で興味深い事例となっています。
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