おおむろこふんぐん きたやましぐん
大室古墳群 北山支群
- 遺跡番号
- F-113
- 種別
- 古墳
- 時代
- 古墳
- 地区
- 松代
- 地図
-
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- 解説
- 長野市の若穂地区と松代地区の境となる、奇妙山から大星山を経て関崎に至る派生尾根を中心に立地する総数22基で構成されます。
大室集落の北東方約500mの地点、奇妙山から派生する尾根の最突端、標高370~380m付近には5~8・イ号墳の5基が立地しています。基本的には直径10m規模の盛土円墳であり、川原石が散乱してる点が特徴です。さらに尾根をあがった標高435~460m付近は扇平と俗称されており、直径10mないしはそれ以下の円墳である9~17・ロ号墳の10基が分布しています。
さらに、大星山方向の標高490m付近の尾根頂部には18号墳が立地しており、昭和26年(1951)に実施された明治大学生による墳丘測量では全長56mを測る前方後円(方?)墳であることがわかりました。大室滝辺山双子塚と称されるこの古墳は18号という番号を冠しているものの、墳丘の規模や形態、若穂側の平地を意識した立地など、大室古墳群とは性格が異なる古墳である可能性が考えられるため、将来的には再考が必要となるでしょう。18号墳付近には、19・20号墳という直径15m規模の円墳が立地しています。これら尾根上の古墳についてはいずれも埋葬主体部が不明ですが、立地や墳丘規模から竪穴系の小さな埋葬施設が想定されます。
派生尾根麓の八幡神社付近には、横穴式石室を埋葬主体部とする直径10m規模の1~4号墳が立地しています。尾根上の古墳とは明らかに性格が異なっている点は注意をしなくてはなりません。
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