指定文化財詳細

こししょうぐんづかこふん

越将軍塚古墳

指定区分
市指定記念物 
地区
篠ノ井 
所在
長野市篠ノ井塩崎 
年代
5世紀 
指定等年月日
昭和53年3月25日
地図

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解説
 越(こし)将軍塚古墳は、善光寺平南部の沖積地に臨む、標高490mの地点にある山上立地の大円墳である。ここからは、北に塩崎・篠ノ井遺跡群と中郷神社前方後円墳・川柳将軍塚古墳、東に千曲川を隔てて屋代・粟佐の遺跡群、森将軍塚古墳・有明山将軍塚古墳・倉科将軍塚古墳・土口将軍塚古墳を望む事ができる。
 この古墳は長い間、前方後円墳とみられてきたが、昭和四十七年の実測調査と五十三年の長野市教育委員会の石室再発掘によって、竪穴式石室を持つ円墳であることが判明した。
 墳丘は尾根上に築かれており、径33m、高さ6.7mで周溝(①しゅうこう)を持つ。中腹一帯に幅1mの段築があり、墳丘のすそ部周辺に根石がある。
 内部主体の竪穴式石室は南北に主軸をとり、割石を小口積みにしている。石室の規模は、上縁の長さ6.2m、北の壁幅1.4m、南の壁幅1.2m、高さ0.7~0.9mで、安山岩を用いているが、赤彩の痕跡はなく、床面には円礫が敷きつめられている。遺物には滑石(かっせき)製小玉・小鉄片・円筒埴輪や、土師器(はじき)の坏・甕(かめ)などがある。
 築造年代は五世紀とみられ、この古墳から出土したと推察される五世紀代の仿製(ぼうせい)内行(ないこう)花文鏡(かもんきょう)一面がある。

 注①周溝(しゅうこう)・・・・・・古墳の周囲に掘られた堀。