指定文化財詳細

かざまじんじゃだいだいかぐらししまい

風間神社太々神楽獅子舞

指定区分
市選択無形民俗文化財 
地区
大豆島 
所在
長野市大字風間 
年代
文政5年(1822)~ 
指定等年月日
平成10年8月1日
地図

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解説
 この獅子舞は、伊勢代神楽獅子舞系統に属している。文政5年(1822)より継続され、文久2年(1862)の『太々御神楽式次第』には、「神入」、「刃獅子」など獅子舞に関する記述を見ることができる。
 古くは若連中の古役が仕切り、師匠はゴッシャンと呼ばれた。相対して口伝で教えられ、現在に至っている。
 獅子の部14名、笛の部6名、太鼓の部16名、ほかに、<若衆>古役・世話役などで構成され、各人着物・白股引・白シャツ・黒足袋・雪駄(せった)・豆絞り手拭い、師匠のみ羽織・高帳・弓帳で扮装する。
 演目は道中囃子(①)、勇み(②)、舞(三番叟(③さんばそう)・母衣(④ほろ)・太刀(⑤))で、村内一巡、鳥居から参道に入って勇ましくなる。
 他地域と異なって歌詞がなく、太刀をもつ勇壮な雄獅子である点に特色がある獅子舞である。

注① 道中囃子・・奉納する為の移動に、道中のお囃子として多くの曲があったが、現在西風間地区では1と2の二曲だけが伝承されているという。
注② 勇み・・奉納場所への行列を整え、舞い込みの為のお囃子でイサミと逢坂イサミの2曲がある。
注③三番叟(さんばそう)・・謡曲の三番叟と同じく、最初に舞台を清める意味の舞で、扇を持って舞うお祝いの舞。
注④母衣(ほろ)・・神々を迎える舞で、母衣を広げゆったりした舞で始まり、五穀豊穣を祈り風を鎮める舞、母衣を舞い、手に固定し御幣を持って一人舞、最後に鈴を使ったリズミックな舞で終わる。
注⑤太刀・・剣の舞で、悪魔祓いと天下泰平を祈って舞う。西風間の雄(男)獅子の特徴を一番良く表す舞。 

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