指定文化財詳細

けんぽんちゃくしょく なかじゅろう さゆうえんおうず まるやまおうきょひつ

絹本著色中壽老左右鴛鴦図 圓山應擧筆

指定区分
重要美術品 
地区
若穂 
所在
長野市若穂綿内 北野美術館 
年代
江戸時代 
指定等年月日
昭和10年12月13日
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解説
 圓山應擧は、享保18年(1733)京都に生まれ、狩野派に学んだが、やがて、西洋画の写生法と明清画の写実様式を研究して、独特の描写法を会得した。これに日本画伝統の装飾的な表現法を統合して、山水花鳥に円山派の新様式を開拓し、近世日本画の一大潮流となった。京都を中心にして後世に残した影響はきわめて大きい。
 この絵画は各幅縦118㎝横50cmの三幅対の軸である。中央に寿老人、左右に鴛鴦(えんおう)(オシドリのこと)と鴨が描かれている。(「北野美術館図録」より)