いもいじんく
芋井甚句
- 指定区分
- 市指定無形民俗文化財
- 地区
- 芋井
- 所在
- 長野市大字桜(芋井公民館)
- 年代
- ?
- 指定等年月日
- 平成14年9月11日
- 地図
-
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- 解説
- この甚句の起源を示す物証はないが、農作業に伴う労作歌が人々の交流と共に上ヶ屋地区にも伝わり、踊り唄として盆踊りに常時歌われるようになり今に伝えられてきたものと考えられる。現在ではお盆や運動会時に芋井地区公民館及び学校で行われている。
言い伝えでは、殿様・幸貫のとき、御本陣の庭で踊り、お褒めの言葉をいただいたといわれていることから江戸時代後期、甚句は踊りと一体となっていたことが窺(うかが)われる。
歌詞(①)は、当初のころは各地の民謡を上ヶ屋甚句(明治22年芋井村が誕生するに及んで芋井甚句となる)の調子で歌うとか、音頭取りが即興的に歌っていたが、昭和3年に桜青年会が、昭和50年には保存会が歌詞の募集を行い、この甚句の普及に努めた。
この甚句は、緊張感の強い篠笛の伴奏で、唄、笛太鼓の合奏形態を持ち、反復句と笛と唄との音の高さの違いによる副旋律の要素を持つ。
また、唄の休みの間に華やかで力強い笛や太鼓の音を聞くようになっているなどの高い音楽性と、誰でも踊れるゆったりした稲の葉や稲穂が風にそよぐ様や田の草を取る様など素朴な甚句踊りで、地方的特色を今日まで永々と保存し続けてきた貴重な甚句である。
注① 歌詞・・・・・現在芋井甚句に選定されている歌詞は70句。これは古くから唄い継がれた盆踊り唄・田植え唄・端唄等83点、昭和3年に桜青年会が募集した作品中から48点、昭和50年に保存会が募集した作品102点の合計233点の中から唄い継がれていくに相応しい歌詞として70句が選定された。
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