きたごうあさがわらじんじゃ
北郷朝川原神社
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 浅川
- 所在
- 長野市大字北郷
- 年代
- 本殿:明治13年(1880年)、拝殿:建物は嘉永3年(1850年)、彫物は明治20年(1887年)頃
- 指定等年月日
- 平成16年8月18日
- 地図
-
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- 解説
- 北郷朝川原神社は、北郷集落の土手木立斜面に本殿と拝殿が他の祠等と明るい神域の中に厳かに建立されている。
遠めには、静かな侘びずまいであるが、近づくと拝殿上部と本殿上部に刻まれた彫り物が、人を威圧し、神域を守っている。拝殿は嘉永3年(1850)、本殿は、中興永禄十一年四月、□□十三庚辰年九月祥日建立の棟札がある。
拝殿の向拝には、獅子、獏、龍、蓑亀、鶴の彫刻が、羽目三面には木目を生かした大型の十二支彫り物が見られる。また本殿の向拝には、振り向き獅子、龍、龍に乗る仙人、松に鷹の彫刻が、妻には飛龍と力神、雲の彫刻などが見られる。
ともに木目を生かし、意匠、技術とも優れた彫り物である。本殿の棟札によれば、明治13年(1880)地元の棟梁と脇棟梁が記載され、脇棟梁と並んで、彫工、金井清吉と記載されている。市内で彫工と脇棟梁と並んで記載のある棟札はほとんど例が無く、このことは建物への過飾気味な彫刻の傾向とあいまって、棟梁が彫工へと分業、専業化してきたことや、彫工の地位の向上を示していると考えられている。
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