指定文化財詳細

おくすそばなしぜんえんのもりあおがえるはんしょくち

奥裾花自然園のモリアオガエル繁殖地

指定区分
県指定記念物 
地区
鬼無里 
所在
長野市鬼無里日影(奥裾花自然園) 
年代
時代区分なし 
指定等年月日
平成12年9月21日
地図

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解説
 モリアオガエル(Rhacophorus arboreus)は、両生類、無尾目、アオガエル科の一種で、日本にのみ棲む固有種である。
 主に本州の限られた山地に生息し、水辺の樹上や草の上に産卵する変わった習性を持つカエルである。
 樹上で、主に昆虫類を食べて生活する。体長は雄が42~60mm(平均57mm)、雌は59~82mm(平均72mm)で、雌のほうが雄より著しく大きい。背面は緑色で暗緑褐色の斑点がある。腹面は白色で指に吸盤をもっている。
 4~7月頃に大きな白色の泡状の卵塊を水辺の樹枝や草の上に産みつける。標高2,000m以上の高地に分布するが、一般には山地に多く、森林に生息する。
 奥裾花自然園は、モリアオガエルの生息に適した環境であり、特に池周辺は特筆される繁殖地である。