だいじょういんのもくぞうせんじゅかんぜおんぼさつりゅうぞう
大乗院の木造千手観世音菩薩立像
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 豊野
- 所在
- 長野市豊野町蟹沢
- 年代
- 安土桃山時代、1574年(天正2)
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
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- 解説
- 蓮華座に載せられた立像である。腕は本体に比べ矮小で一部欠落しており、現状では合計16臂である。光背は日輪に五弁の花状の装飾が施された頭光であり、肩幅が広く全体的に細身で、装飾など細部は簡素であるが、作風には古様式が見られ、同時代作の仏像と比較しても他に例がない特異な姿である。背部には墨書銘があり、「奉造立千手観音 于時天正二年甲戌九月 日 本願権僧都 □□」とあり、下高井間山村(現中野市)健応寺の本尊仏であったものと伝えられている。