もくぞうびしゃもんてんぞう
木造毘沙門天像
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 豊野
- 所在
- 長野市豊野町石
- 年代
- 鎌倉時代
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
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- 解説
- 木造の立像で唐様式の甲冑(かっちゅう)を着け、左手に宝塔を捧げ、右手に鉾(ほこ)を持ち、須弥山(しゅみせん)の岩上に立っている。台座と本体は別物で、丸彫りの本体に宝塔、鉾を付けている。鉾の先端が欠落している他は完全で、眼や他の一部に彩色が見られる。銘は確認されていないが、簡素で力強い作風から鎌倉時代末期の作と推定される。戦国時代に上杉謙信が川中島出陣の際、守り本尊として運んできたという伝承が残る。
毘沙門天は須弥山を守護する四天王のうち北方を守護することから、方位の守護神として知られる他、財宝の神として、あるいは武装したその姿から武の神としての信仰があり、特に戦国武将に好まれた。
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