かみあさのいせきしゅつどゆうこうあさばちがたどき
上浅野遺跡出土有孔浅鉢型土器
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 更北
- 所在
- 長野市立博物館
- 年代
- 縄文時代(前期)
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
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- 解説
- 昭和57年(1982)の浅野裏沖地区の圃場整備事業に関わる緊急発掘調査により、縄文前期を中心とした68基の集石遺構に伴って200個体以上分と推定される浅鉢型土器片が出土した。そのほとんどが有孔で丹塗の痕跡をもつ。浅鉢型土器は特殊な土器であり、多くが破片で出土するのに対し、上浅野では完形品に近い状態のものが多く出土している。完形復元された浅鉢型土器は高さ11.8cm、口縁外径33.4cmで型式は諸磯b式期に属し、底部径は小さく、口縁部付近に孔を、外側は底部から口縁部に至るほぼ全面に半裁竹管による幾何学状の文様を施している。また、一部には丹塗りを施した痕跡を残している。使用粘土は白色で地元産ではなく、東海系の移入土器と推定されている。
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