指定文化財詳細

みなみそみねこふんしゅつどちょくとう

南曽峯古墳出土直刀

指定区分
市指定有形文化財 
地区
豊野 
所在
長野市豊野町浅野(豊野資料収蔵室) 
年代
古墳時代 
指定等年月日
平成17年1月1日
地図

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解説
 昭和32年(1957)、蟹沢南曽峯地籍の耕地整理工事中に、台地上にあった高さ約2m、直径10mの石の小山を崩した際、内部から横穴式石室の遺構の一部とともに直刀3振、小刀3振、滑石製管玉1点、青銅製帯金具1点、土師器(はじき)片数点等の副葬品が出土し、古墳であることが確認された。直刀は刀身の長さ80.0cm、86.0cm、89.0cm、最大幅はいずれも平均3.0cm前後で、錆は激しいが長い方の2点は茎から刃先にかけてほぼ完全な形である。また、最長のものには、八窓倒卵形の鉄製鍔が付いている。鉄製鍔は長径8.0cm、短径7.5cmで、表裏に銀象篏(ぞうかん)が施されている。象篏は外縁と内縁をそれぞれ1本線で縁取りし、それらの間にC字形文を一列に並べ、さらに透かしの軸の部分にも両端と中央に一本線を入れ、中央の線の両側に、C字形文を時計回りに3つずつ並べている。