- 解説
- この観音様は、今井兼平の守護仏だといわれています。兼平は根井幸親、楯親忠、樋口兼光と共に、「木曽の四天王」といわれた重臣で、兼平は義仲の最後まで側に従っており、その勇猛な戦いぶりは平家物語の圧巻となっています。
山角の観音堂は、寿永年間、木曽軍の北陸進攻に際して、今井兼平がこの地に、山城を築く時に、護持してきた観音様を安置して祀ったのが始まりといわれています。初めは長峯城の近くにお堂があったといわれていますが、その後現在地に移され、建物は安政4年に改築され、更に大正12年にも大改修が施されました。この時、欄間は遺構をそのまま残したといわれています。
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