しょうがんじきょうぞう
松巖寺経蔵
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 鬼無里
- 所在
- 長野市鬼無里町
- 年代
- 江戸時代(江戸中期)
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
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- 解説
- 経蔵は、間口3間、奥行3間、宝形造り鉄板葺き。寛政7年(1795)建築。
経蔵の中には、県下に数少ない六角輪蔵(ろっかくりんぞう)があり、大般若経600巻と一切経2030巻、十六羅漢絵像1幅が収められています。大般若経は六角輪蔵建立当時のもので、一切経は寛延3年(1750)に追加されたと伝わっています。
六角輪蔵は、元文4年(1739)の建築で、一辺87.5cmの方形切石上に心柱が立つ。腰下は挿肘木(さしひじき)三段にし、各挿木の先端を木鼻形としています。柱は円柱で、縁長押(ふちなげし)・腰長押・内法長押(うちのりなげし)・頭貫を入れ台輪をおいています。柱上の組物は出組で、通肘木・丸枠を支え、中備えに詰組(つめぐみ)を入れています。各六面は両開き板扉を吊り、垂木は二重扇垂木・繁垂木(しげたるき)とし、本瓦式木瓦形式としています。但し、屋根は板葺で簡略化しています。輪蔵の六角の一辺は116cmです。
(指定候補物件調査票より・調査者:米山氏)