こうたいじんじゃほんでん
皇大神社本殿
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 鬼無里
- 所在
- 長野市鬼無里押出
- 年代
- 江戸時代、1794年(寛政6)
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
-
サイトが別ウィンドウで開きます。
「同意する」ボタンを押すと地図が表示されます。
- 解説
- 皇大神社は天照大神を祀る神社で、創立は不詳であるが、貞享2年(1685)の境界論争の際に松代藩家臣が作成した切絵図に皇大神社の記載があるといわれる。
集落上の斜面地にあり、本殿は覆屋のなかにある一間社神明造の社殿で、切妻造の屋根に千木・堅魚木をのせる。棟持柱に大斗をのせ、棟木でなく甍覆(甲板)を支えている。正面は素朴であるが、側面では、中備の蟇股に拳鼻をつけ、大瓶束には立派な結綿を付け、上部には2段に拳鼻を重ねるなど装飾性がつよい。
建築年代は棟札から寛政6年(1794)の再建で大工は庄蔵とわかる。
明治34年の棟札は「本殿一宇」とするが、これは本殿覆屋・拝殿の再建をさしているとみられる。