指定文化財詳細

じゅうにじんじゃほんでん

十二神社本殿

指定区分
市指定有形文化財 
地区
鬼無里 
所在
長野市鬼無里日影岩下 
年代
江戸時代(17世紀中期) 
指定等年月日
平成17年1月1日
地図

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解説
 岩下の十二神社は、集落の上にある断崖の近くにあり、国常立尊を祀る。もとは、断崖の洞穴にあったものを、現在地に遷宮したものといわれている。
 本殿は覆屋のなかにある小規模な一間社流造の社殿で、屋根は大板葺とするが、棟に檜皮の断片が残っているので、当初は大板葺の上に檜皮を葺いていたとみられる。向拝の角柱は糸柾の杉材で、几帳面取とし、上部に粽という丸みをつけ、木階は1木から造り出すなど、小規模ながら見応えのある社殿となっている。
 建築年代は不明であるが、向拝の木鼻・拳鼻、蟇股の絵様、木割の太さなどから江戸中期初頭すなわち17世紀中期の建築と推定される。 

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