くまたけじゅうたくしゅおく、どぞう
杭全家住宅主屋、土蔵
- 指定区分
- 国登録有形文化財
- 地区
- 松代
- 所在
- 長野市松代町松代
- 年代
- 主屋:明治中期、土蔵:江戸後期
- 指定等年月日
- 平成18年11月9日
- 地図
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- 解説
- 近世の松代町は、真田家の城下町であるとともに北国街道脇往還(谷街道)の宿場町でもあり、杭全家住宅のある中町には問屋や商家が軒を並べていた。
主屋は、木造2階建、切妻造、瓦葺で、明治24年(1891)の大火直後に建築されたものと言われている。2階正面などは簡素ではあるものの、重厚な外観としている。
土蔵は、敷地の北東隅に位置している。木造2階建、切妻造、瓦葺で、外壁を主屋同様、中塗り仕上げとしている。この土蔵は南面外壁の一部を漆喰仕上げとしているのが特徴的で、耐火性を高めるために行われたと想像される。建築年代を明らかにする史料はないが、明治24年の大火を免れたと言われることや、その造りから江戸時代後期のものと推察される。
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